こんにちは。マルちゃんです。
今回は、THE NORTH FACE(ザ・ノース・フェイス)のファミリー・グループキャンプ向け大型テント【ノーチラス4×4】の魅力に迫ります。
最大8人まで収容可能な広々とした居住空間、360度のパノラマビューを満喫できるメッシュウィンドウ、天候に柔軟に対応できる3方向に展開可能なスクリーンなど、魅力的な機能が満載です。
一方で、雨漏り問題や結露しやすいといった気になる点も。
快適なキャンプを実現するために、メリット・デメリットを踏まえて、ノーチラス4×4の実力に迫ります。
購入を検討している方はぜひ参考にしてみてください。
アイキャッチ引用:THE NORTH FACE
こんな人にオススメ!
特徴
- 最大8人就寝可能な居住空間
- 360度のパノラマビュー
- 3方向に展開できるスクリーン
- 吊り下げ式インナーテント
- 快適性抜群のベンチレーション
- 簡単設営のポール構造
- 4シーズン対応の頼もしいスノースカート
- 収納も便利な専用ケース付き
最大8人就寝可能な居住空間
最大8人がゆったりと就寝できる、広々とした居住空間が魅力です。
テント本体はアウトフレーム構造を採用し、両サイドに大きく張り出した構造が特徴です。
この張り出した部分にもインナーテントを接続できるため、大人数でのキャンプに対応できます。
標準では大人4人がゆったりと就寝できるインナーテントが1つ付属しており、これだけでも十分な広さがあります。
さらに、別売りのサイドインナーを追加すれば、両サイドにインナーテントを設置でき、最大8人まで宿泊することが可能です。
天井高は約2.25mと、一般的な住宅の天井とほぼ同じ高さがあります。
そのため、テント内で立つ際に頭をぶつける心配もなく、快適に過ごすことができます。
かがむ動作も少なくなるため、腰への負担を軽減できるのも嬉しいポイントです。
360度のパノラマビュー
テントの全周にメッシュウィンドウを配置しており、360度のパノラマビューを楽しむことができます。
まるで自然の中にいるかのような開放感を味わえるのが最大の魅力です。
メッシュウィンドウは、風通しを良くする効果も抜群です。
テント内に風が流れ込みやすくなるため、夏場でも快適に過ごすことができます。
また、テント全体を明るく照らしてくれるため、日中は照明がなくても過ごせるほどです。
さらに、虫の侵入を防ぐノンシーアムメッシュパネルを採用している点もポイントです。
網目が非常に細かいため、小さな虫も通しません。虫の多い季節でも安心してキャンプを楽しむことができます。
3方向に展開できるスクリーン
テントの出入り口になる3方向全てのパネルを跳ね上げることができるという、優れた機能性を備えています。
別売りのポールを使用することで、パネルを跳ね上げてタープのように展開することができ、天候やシーンに合わせて自由にアレンジが可能です。
雨天時は、パネルを跳ね上げて雨よけとして活用できます。
雨の侵入を防ぎながら、外の景色を楽しむことも可能です。
日差しが強い日は、パネルを跳ね上げて日陰を作り出すことで、タープのように使用できます。
日焼け対策はもちろんのこと、テント内の温度上昇を抑える効果も期待できます。
パネルを跳ね上げた際に展開されるサイドウォールが、雨や日差しからテント内をしっかりと守ってくれます。
吊り下げ式インナーテント
インナーテントは、テント本体の両サイドどちらにも吊り下げることが可能なため、自由なレイアウトを楽しむことができます。
大人4人がゆったりと就寝できる広々としたインナーテントは、テント本体の左右どちらにも設置することが可能です。
そのため、グループキャンプなどで2つのインナーテントを使用する場合でも、使いやすい配置を選ぶことができます。
インナーテント自体も、ハンギングループやメッシュポケットなど、使い勝手を考慮した設計がされています。
ハンギングループを使えば、ランタンや小物を吊り下げて収納することができますし、メッシュポケットには、スマートフォンや本など、すぐに取り出したい小物を収納しておくことができます。
快適性抜群のベンチレーション
テント内の快適性を左右するベンチレーション機能も充実しています。
フライシートのボトム部分とトップ部分の両方に開閉可能なベンチレーションを備えているため、テント内の空気を効率的に循環させることができます。
ボトム部分のベンチレーションを開けることで、テント内に新鮮な空気を取り込むことができます。
そして、トップ部分のベンチレーションを開けることで、テント内にこもった熱や湿気を外部へ排出することができます。
各メッシュパネルも内側、外側の両方から開閉することができるため、通気性をさらに向上させることができます。
状況に応じて、ベンチレーションとメッシュパネルを組み合わせることで、テント内の温度や湿度を調整することができます。
簡単設営のポール構造
スリーブと吊り下げ式を組み合わせた独自のポール構造を採用しています。
これにより、初心者でも比較的簡単に設営できるような工夫が凝らされています。
スリーブ式は、ポールをスリーブに通していくだけのシンプルな構造であるため、設営に慣れていない人でも扱いやすいというメリットがあります。
一方、吊り下げ式は、フライシートをポールに吊り下げることで、テントにテンションをかける構造です。
ノーチラス4×4は、この2つの方式を組み合わせることで、設営のしやすさと、テント全体の強度を両立させています。
初めてテントを設営する人でも、比較的スムーズに作業を進めることができます。
4シーズン対応のスノースカート
テントの底部を囲むようにスノースカートを標準装備しており、4シーズンに対応しています。
スノースカートとは、冬場にテントの下からの冷気や雪の侵入を防ぐためのスカート状の布のことです。
ノーチラス4×4のスノースカートは、雪や冷気の侵入を効果的に防ぐだけでなく、雨天時に雨水がテント内に流れ込むのを防ぐ効果もあります。
また、風によるテントのばたつきを抑え、安定性を高める効果も期待できます。
冬キャンプはもちろんのこと、春先や秋の肌寒い時期、そして天候が変わりやすい山岳地帯での使用にも最適です。
収納も便利な専用ケース付き
テント本体、フライシート、ポール、ペグなど、すべての部品を専用のダッフル型収納ケースにコンパクトに収納することができます。
収納ケースは、持ち運びに便利なように、持ち手がついています。また、車載時に便利なように、コンパクトなサイズにまとめられています。
収納ケースの素材には、耐久性に優れたポリエステル素材を使用しています。
そのため、長期間の使用でも、破損する心配が少なく、安心して使用することができます。
デメリット
- 雨漏り問題
- 結露が発生しやすい
- 設営・撤収の難易度
- 重量がある
- 価格が高い
雨漏り問題
ノーチラス4×4のデメリットとして、雨漏りの問題が挙げられます。
発売当初から複数のユーザーから雨漏りの報告があり、2023年1月にはメーカーであるTHE NORTH FACEが、製品の回収と修理対応を発表しました。
雨漏りの原因は、天井部の縫製不良とされています。
天井部分の縫製が不十分であったため、雨水がテント内に侵入してしまうという現象が発生していました。
現在は、メーカーによる修理対応が完了しており、縫製が強化された製品が販売されています。
しかし、インターネット上の中古品や、フリマアプリなどで販売されている製品の中には、修理対応がされていないものも含まれている可能性があります。
ノーチラス4×4を購入する際には、必ず、メーカーの修理対応済みの製品であることを確認するようにしてください。
結露が発生しやすい
広い居住空間と高い天井を備えているため、開放感抜群ですが、その反面、結露が発生しやすいというデメリットも抱えています。
結露は、テント内外の気温差が大きくなる際に発生しやすくなります。
特に、冬場など、外気温が低く、テント内が暖まっている場合は、結露が発生しやすくなります。
また、湿度が高い環境も、結露が発生しやすい条件の一つです。
雨の日や、川や湖などの水辺に近い場所でキャンプをする場合は、注意が必要です。
結露を防止するためには、こまめな換気が有効です。
ベンチレーションやメッシュパネルを活用して、テント内の湿度を下げるように心がけましょう。
設営・撤収の難易度
広い居住空間を確保できる大型テントであるため、設営や撤収には、ある程度の時間と労力が必要です。
テントの構造が複雑で、ポールも複数本使用するため、初心者には、少々難しく感じるかもしれません。
初めてノーチラス4×4を設営する場合は、時間に余裕を持って作業を開始するようにしましょう。
また、事前に説明書をよく読み、設営の手順をしっかりと確認しておくことが大切です。
設営・撤収の際は、二人以上で協力して作業を行うようにしましょう。
重量がある
収納時の重量が約20.9kgと、一般的なファミリーテントと比較しても、重量級のテントです。
オートキャンプ場など、車でサイトまで乗り入れられる場所で使用するのであれば、それほど問題はありません。
しかし、徒歩や自転車でキャンプ場まで行く場合や、公共交通機関を利用してキャンプに行く場合は、持ち運びが大変になります。
また、テントサイトまで、長い距離を歩かなければならない場合も、注意が必要です。
価格が高い
ノーチラス4×4は、定価が約20万円と、高価格帯のテントです。
機能性や居住性の高さ、耐久性を考慮すると、決して価値に見合わない価格設定ではありませんが、テントに20万円を支出できるかどうかは、大きな判断材料となります。
基本スペック
インナーサイズ | 約315×220×180(h)cm |
本体サイズ | 約660×570×220(h)cm |
収納時サイズ | 約35×90×35cm |
重量 | 総重量:約20.90kg フライシート:約9.91kg インナー:約2.93kg |
耐水圧 | フロア:10,000mm フライシート:2,000mm |
定員 | 4名/8名 |
材質 | キャノピー:75Dポリエステルタフタ フロア:150Dポリエステルオックス フライシート:75Dポリエステルタフタ ルーフ部:75Dポリエステルタフタ |
関連商品
ノーチラス4×4サイドインナー
「ノーチラス4×4」専用の別売りインナーテントです。
4人がゆったり寝られるスペースで設計で、前後両方から出入りできます。
フライシートとの連結部は色分けされておりスムーズな設営が可能です。
高さは立ち上がっての作業も容易な180cm。
ダッフル型のスタッフバッグが付属。
マルチリビングマット
4面が立ち上がるフットプリントにマットを入れて使う仕様で、フライシートのリングにフットプリントのフックを引っかけて設置。
それぞれ単体使用も可能で、フットプリントはフロアーシートとして連結し、マットはテント内のインナーマットとしても使えます。
また、フットプリントをペグダウンすることで単体でも使用可能。スタッフバッグが付属します。
ルーフプリント/ノーチラス4×4
75デニールのリサイクルポリエステルタフタを採用し、遮光性の高いピグメント加工をしています。
強い日差しや強い雨天時に使用することで快適さを保ちます。
ルーフプリントを本体に被せてゴムフックで固定するだけで簡単に取り付けできます。
口コミまとめ
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公式動画
まとめ
THE NORTH FACE(ザ・ノース・フェイス)の大人気テント【ノーチラス4×4】について詳しく解説しました。
広々とした居住空間と快適性を追求した機能の数々は、ファミリーやグループでのキャンプをより一層充実させてくれるでしょう。
雨漏り問題など、いくつか気になる点はあるものの、対策をしっかり行えば快適なキャンプを実現できます。
ぜひ、【ノーチラス4×4】とともに、忘れられないキャンプ体験をしましょう!
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
それでは、今日も良いキャンプライフを♪