こんにちは。マルちゃんです。
今回は、失敗しない【メスティン】での白米炊飯【1合】についてです。
私自身も色々なサイトでメスティン炊飯について調べて実践してきましたが、結構失敗しました。(苦笑)
ですので、失敗しないメスティン炊飯について紹介したいと思います。
【メスティン】とは?
メスティン(messtin)とは「mess=軍隊での食事」と「tin=ブリキ製の容器」というふたつの言葉から成り立っていて、本来は兵士の食器を意味しているらしいです。
熱伝導率の高いアルミでできているので熱が内部に均一に伝わり、ふっくらとしたご飯を炊くことができます。
似たような言葉でメスキットがありますが、こちらは食器のセットです。
昔からあるもので、今はキャンプで一般市民に使われているって不思議ですね。
メスティン | ラージメスティン | |
---|---|---|
重量 | 150g | 270g |
サイズ | 17×9.5×6.2cm | 20.7×13.5×7cm |
容量 | 750mℓ | 1350mℓ |
材質 | アルミ製(無垢) | アルミ製(無垢) |
最大炊飯量 | 約1.8合まで | 約3.5合まで |
どの【メスティン】を使えばいいの?
今は各メーカーから様々なメスティンが発売されています。
しかし、私の一押しはやはり【トランギア(Trangia)】のメスティンです。
トランギアとは1925年にスウェーデンで創設されメスティンの第一人者です。
私がメスティンを購入した時は他メーカーではまだ発売されていませんでしたので、トランギア一択だったのですが。(苦笑)
ちなみに、私はトランギアのラージメスティンも持っています。
メスティンの収納術はコチラ↓
じゃあ、今ならどのメーカーのメスティンが良いの?
今でしたら、メスティンとはちょっと違うけれど、同じ役割を果たす、【ユニフレーム】の【山クッカー角型3】をお勧めします。
トランギアのメスティンと比べるとお値段高めですが、鍋が二つにフライパンまでついてくるセットです。
しかも、フッ素加工しているから焦げ付きにくいです。
ちなみに、トランギアのメスティンはアルミ製で加工はないので、失敗すると焦げ付きやすいです。
【メスティン】の下準備
まずは、メスティンの下準備についてです。
バリ取りやアルマイト加工を施されていないメスティンを購入した時は必ずバリ取りをしましょう。
バリ取りとはメスティンの本体とフタの縁にあるギザギザや突起をヤスリで削ることです。
耐水ペーパー#1000で削ってから、流水とスポンジでアルミの粉を落とせばOKです。
バリがついたまま使うことはできますが、指や口を切ったりする可能性があるのでバリ取りをしておいた方がいいと思います。
以上です。(笑)
良く他のサイトで見るシーズニングはしなくていいの?
自分はしなくていいと思います。
そもそも【シーズニング】とは、【鉄製の鍋やフライパンなどの油ならし】の事を言います。
メスティンはアルミ製で使用後は洗剤でガシガシ洗うのでシーズニングをしても意味はありません。
メスティンのアルミ臭さが気になる方だけ、米の研ぎ汁を使い15分ほど煮沸すれば良いと思います。
シーズニングをしてコーティングした方が焦げ付きにくいって聞いたけれど?
そもそも、シーズニングをしても焦げ付く時は焦げ付きます。(苦笑)
ちなみに、【焦げ付く=炊飯失敗】と私は考えています。
適切な炊飯方法をすれば焦げ付くことはほとんどありません。
【メスティン】炊飯について
ではでは、お待たせしました。(苦笑)
メスティンによる炊飯についてですが、今回は2パターンを紹介します。
【固形燃料】による炊飯(1合)
ダイソーで売っている25g×3個の固形燃料による炊飯方法です。
まずは米を研いだ後、米1合に対して水を200ml入れます。
トランギア製のメスティンであれば持ち手を固定するリベットの真ん中まで水を入れればOKです。
水を入れた後は夏なら30分、冬なら60分ほど吸水させる為、放置します。
これにより米がやわらかくなり、美味しく炊き上がります。
吸水を怠ると私の経験上、ほぼ炊飯失敗しますので必ずやってください。
次に、五徳の上に固形燃料・メスティンを乗せ着火します。
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この時、蒸気でフタが持ち上がってしまうかもしれませんので上に重しを乗せた方が良いです。
固形燃料ですと蓋が持ち上がることは少ないので私は乗せませんが・・・(苦笑)
ちなみに、私の五徳は【エスビット(Esbit)】の【ポケットストーブ】を使用しています。
火が消えたら、タオル等でメスティンを覆い15分ほど蒸らします。
中にはひっくり返す人もいますが、飯盒のような高さがありかき混ぜにくいものは炊きムラを無くすためにひっくり返しますが、蒸らし後にかき混ぜれば、ひっくり返す必要はありません。
ちなみに私はダイソーで購入した保温ランチバックを使用しています。
15分ほど放置して蓋を開けてかき混ぜればできあがりです♪
↓↓↓
ちなみに、先ほど紹介したユニフレーム製の山クッカー角型3も同じ方法で炊飯可能です。
【シングルバーナー】による炊飯(1合)
続いてはシングルバーナーによる炊飯です。
こちらでは必須アイテムがあります。
【ユニフレーム(UNIFLAME)】の【バーナーパットM】です。
無くても炊飯できますが、シングルバーナーの場合、火加減が難しい・火が一カ所に集中してしまうのでバナーパットを敷いた方が失敗する確率は減ります。
固形燃料の時と同じように、米を研いだ後、米1合に対して水を180~200ml入れます。
夏なら30分、冬なら60分ほど吸水させます。
最初は強火で、吹きこぼれたら(沸騰したら)弱火で10分程度加熱します。
『パチパチ』と音が聞こえてきたら火を消すタイミングです。
その後は固形燃料と同じ行程です。
タオル等でメスティンを覆い15分ほど蒸らし、蓋を開けてかき混ぜます。
こちらも、ユニフレーム製の山クッカー角型3は同じ方法で炊飯可能です。
ちなみに私が使用しているシングルバーナーは【SOTO】の【ST-310 レギュレーターストーブ】です。
現在は、最新モデルの【ST-350 トライトレイル】が発売されています。
炊飯量による水の水位
1合炊飯の水の量はトランギア製のメスティンでリベットの真ん中まで水を入れればOKですが、2~3合の場合も紹介します。
ノーマルメスティンの限界は1.8合と言われていますので、2~3合の場合はラージメスティンを使用します。
2合の場合はノーマルメスティンと同じくリベットの真ん中です。
3合の場合は本体の蓋が重なる線まで水を入れればOKです。
炊飯方法はやはり吸水させてから加熱しますが、固形燃料の場合は2合なら2個に増やす、3合なら3個に増やし、一カ所に火が集中しないようにしましょう。
シングルバーナーの場合は、バーナーパットがあれば火は分散されますので問題ありませんが、1合の時と比べると時間はかかります。
まとめ
下準備
バリ取りをする。
シーズニングは不要。
固形燃料による炊飯
30~60分吸水させる。
着火後は放置。
15分ほどタオルやランチバッグでメスティンを覆い蒸らす。
蓋を開けてかき混ぜる。
シングルバーナー
30~60分吸水させる。
バーナーパットを敷いて強火で加熱。
吹きこぼれたら(沸騰したら)弱火にして、10分程度加熱。
『パチパチ』と音がしたら火を消す。
15分ほどタオルやランチバッグでメスティンを覆い蒸らす。
蓋を開けてかき混ぜる。
炊飯量による水位
1合はノーマルメスティンでリベット真ん中。
2合はラージメスティンでリベット真ん中。
3合はラージメスティンで蓋の線。
『パチパチ』音を見極めるのが難しいとは思いますが、バーナーパットを敷けば火は分散されますし、めったに焦げ付くことはないと思いますので、何度か試して慣れることが第一だと思います。
熱伝導率の高いメスティンで炊いたご飯は最高ですよ♪
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
それでは、今日も良いキャンプライフを♪